左遷

■「君、今日から東アフリカ支社に転勤ね。」

唐突ともいえる商会長の命令で
俺はアフリカ大陸の最果ての地までやって来た。
リスボンの喧騒が懐かしい、ここには旨い料理も可愛い酒場娘も居ない、
サハルはどうやら俺を気に入ってるようだ、何か危ない気配を感じる。

人が居ない、そもそも人が居ないのになんで俺はここに派遣されたんだ
やはり商会チャットで寒いネタを飛ばしたのが顰蹙を買ったのか、
悪気は無かったがその時に謝っておけば良かったなぁ。

水の減りが早い、検索で掛かるのは俺だけだ、
ポルを狩り過ぎて入れる港も無くなってしまった
早くロンドンで不味い料理を食べたい、嗚呼ここは何処なんだ、
またPKKか、しかも向こうはクリッパーだし　　　かゆ　　うま
　
　
■一日目

作り話はさておき商会で東アフリカ遠征いってきました、
某航路を叩くのが目的ですが初めてなので
相手がどこに居るかすら解らず放浪、
ちょっとインド西岸に顔出してみたら脳筋無差別どもに追い掛け回されて
必死逃げ、活動らしい活動はできず、
俺個人としても香辛料アクセ奪うもPKKに船尾エンジェル奪われてアバー
　
　
■二日目

相場とか大体掴めて来たんでそれなりに動けた気がする、
しかしモタついてしまったので
ポルの即席PKKに追い掛け回されるハメとなったが
しつこく追いかけてくる少人数艦隊を即反転して喰う等して被害は無し、
しかしPKKなんて相手してもあっちが喜ぶだけなので
なんとかして商人に打撃を与えたいところ。